ケブカヒゲナガ
Adela praepilosa Hirowatari, 1997

前翅長:7-9mm
寄主植物:未知
成虫確認月:4-5月
分布:本州、四国、九州

その名の通り♂の頭部から胸部にかけて黒い毛が密生している。♀は頭部がオレンジ色で、触角の基半部が黒色の鱗粉で覆われて太くなる。 以前はロシアから記載されたA. nobilisと同定されてきたが,広渡(1997)により日本産はA. praepilosaとして新種記載された。 同属のアトキケブカヒゲナガ、ムモンケブカヒゲナガに酷似しており同定には注意が必要。別属のキオビクロヒゲナガ、ホソオビヒゲナガもやや似ている。 山陰では平地で4月下旬から、山地で5月上旬から見られる普通種。


♂成虫.(2016/5/8 長野県産)


♀成虫.(2016/5/21 鳥取県産)


ゴマギ(?)葉上に静止する♂成虫.(2016/5/1 島根県)
前翅の基半分は金色,中央の白帯の両側は青紫色の輝きを持ち,光の当たり具合によっては極めて美しい.


ミヤマキケマン花上に静止する♂成虫.(2016/5/1 島根県)


ミヤマキケマン花上に静止する♂成虫.(2016/5/1 島根県)


群飛.(2016/5/1 島根県)
♂成虫は晴天の午前中にカエデ類の花の上で群飛を行う.


参考文献
  • 広渡俊哉,2013.ヒゲナガガ科.広渡俊哉・那須義次・坂巻祥孝・岸田泰則(編),2013.日本産蛾類標準図鑑 3:102-110.学研教育出版,東京.
  • 広渡俊哉,1997.日本産Adela属(鱗翅目,ヒゲナガガ科)の分類学的再検討.蝶と蛾 48(4), 271-290.

Last update: 2017/1/3
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